龍野城
所在地 | 兵庫県たつの市龍野町上霞城 |
形式 | 平山城 |
主な城主 | 京極高和・脇坂安政 |
遺構 | 石垣 |
指定・選定 | なし |
訪城年月日 | 2003年9月14日 |
満足度 | A B C D E |
登城難易度 | A B C D E |
本丸隅櫓(模擬、昭和54年建造)
〜背後の山(鶏籠山)には、戦国時代、赤松氏の城が存在した〜
大手門
大手門(復元)
龍野城は今から500年ほど前(室町時代明応の末期)鶏籠山山頂に築かれたもので、初代城主は赤松村秀でありました。以後赤松時代は4代続きましたが、天正5年(1577)に信長の命による秀吉の播州征伐の軍門に降り開城しました。その後慶長初年に山頂にあった天守が破却されたという言い伝えがあります。
江戸時代に入ると龍野城は現在地に平山城として築かれましたが、万治元年京極高和の丸亀城移転にさいして破却され、その後14年間は天領となっていました。寛文12年(1672)幕命によって信州飯田から脇坂安政が5万3千石で入部し龍野城を再建しましたが、時代は既に太平の世でもあり、また外様大名でもあったので幕府の嫌忌に触れることを怖れ御殿式の築城に決したといわれ、そのため城郭というより武装化した邸宅と考えていただければよいと思います。
現在の本丸御殿は、昭和54年に再建したものですが、再建にあたっては当時を偲ぶ貴重な資料や現在残る数点の古図に基づき重建したものです。
<現地案内板より>
龍野城
本丸御殿
本丸御殿(昭和54年復元)
大手門から本丸への石段