貝吹山城
所在地 | 奈良県高市郡高取町与楽 |
形式 | 山城 |
主な城主 | 越智氏 |
遺構 | 曲輪・土塁 |
指定・選定 | なし |
訪城年月日 | 2007年5月3日 |
満足度 | A B C D E |
登城難易度 | A B C D E |
車での登城 | 不可 |
貝吹山城は貝吹山の山頂210mに築かれた中世の山城です。築城は14世紀南北朝時代とされています。貝吹山城の名前の由来は、城に
事あるときは、三尺五寸のほら貝を吹き鳴らしたことからきています。
現在は、南北の方向の頂部の曲輪(くるわ)と崩壊した石垣しか確認できませんが、主郭を中心に四方の尾根上に諸郭が設けられていて、
連郭を成していました。貝吹山城は越智氏の平時の居館(越智城)との2つの総称で「越智本城」といわれていました。
この城は当初、越智城の詰城として矢倉台ぐらいの設備であったのが、天嶮の要害として次第に貝吹山城になっていきました。元々は敵が
来ないか見張りをするためのものでしたが、戦になると越智氏は居城を出てこの城に立て篭もりました。やがてこの城は本城となり、詰城として
高取城が建てられました。
毎年、7月14日山上の御神体にお神酒を供えるささやかな祭が催されています。
<高取町観光ガイドより>
主郭跡(一段下の郭より)
貝吹山城
主郭跡
〜貝吹山城址の石碑が建っているのみである〜
貝吹山城跡遠望
主郭に向かって階段状になっているのがかろうじてわかる