き の や ま

城山城

 所在地  兵庫県たつの市新宮町馬立
 形式  山城
 主な城主  赤松則祐
 遺構  曲輪・石垣・土塁・堀切・礎石
 指定・選定  なし
 訪城年月日  2010年4月6日
 満足度  A B C  E
 登城難易度   B C D E
 車での登城  不可

亀の池近くにある亀の形をした「亀岩」

城跡に行く途中(亀の池近く)にある蛙の形をした「蛙岩」

          馬立登山口(大手道)
  〜山頂の城跡まで徒歩約90分と非常にきつい〜

古代山城の門の礎石 「門の築石」

主郭跡にある嘉吉の乱戦死者供養碑

主郭跡

  城山城は標高458mの山上に位置する山城で、奈良時代の古代山城と室町時代の中世山城が同じ場所に立地しています。
古代山城の遺構は主に西斜面に残っており、石塁(a〜d)や「門の築石」と呼ばれる門礎等があります。中でも石塁Cは全長41m・高さ3mの
規模をもち、当山城の石塁としては最大です。また「門の築石」は唐居敷と呼ばれる形式のもので、同形のものが日本では山口県の古代山城
「石城山神籠石」にあるだけです。
  14世紀の中頃、播磨国守護赤松則祐は播磨支配の拠点とするため大規模な山城を当地に築きますが、嘉吉の乱(1441年)で赤松満祐
が幕府軍に攻められ当城で自害し、城山城も落城します。城山城には、この時の遺構(郭・堀切等)が多数残っており、当時使用していた遺物
も出土しています。
  城山城は県下唯一の古代山城として、また播磨屈指の中世山城として大変貴重な遺跡といえます。

                                                                         <現地案内板より>

城山城

INDEX

石塁C

 概説

山頂付近からの眺望